音楽で思いやりのある子・我慢強いが育つ本当の理由

 

マシュマロテストの存在をご存知ですか?

スタンフォード大学で行われた有名なテストです。

 

 

マシュマロ・テストとは子どもに「今すぐならマシュマロ1個あげるけど、もう15分待ったら2個あげるよ」と言って、どちらを選ぶか観察するというようなテストです。

なんと、音楽トレーニングを受けたグループは、このマシュマロテストもいい数値なのだそうです。

 

南カリフォルニア大学の研究で、音楽トレーニングを受けた子に、このマシュマロテストをしたとのこと。

南カリフォルニア大学の研究についてのコラムはこちらをクリック】

 

ハビビ先生のインタビューより

「検査のために子供達にはMRIに入ってもらい、その中で、やりたいことを途中でやめて、すぐその場でやりたくないことができるか、という自制する力のテストをしました。

 

さらに、ハビビ先生は言っています。

『音楽の授業は楽しいし、子供達を一つにまとめることができて社会性を養うことができるし、それ以上に脳と認知機能の発達に重要で、特に実行機能の発育に効果的で、衝動を抑えるという先生達が教えたいことを、音楽の授業で身に着けさせられる。』

 

音楽トレーニングを受けると、自制心の強い子が育つということになります。

それは、社会における成功に重要な能力とされています。

 

また、思いやりといった社会適応能力も・・・

 

ハビビ先生のインタビューより

『音楽グループの社会適応能力、特に共感や思いやりの気持ちが高く、他人の気持ちを理解して同じ気持ちになれる能力が高かった。この能力は実行機能よりも更に音楽的能力とはかけ離れていますが、グループで音楽を演奏する時に自分を制して周囲の音を聞き、また指揮者に注意を払い、その指示に従うなどの行動が、実際には意思決定能力や将来を考える計画性といった能力までも養っている。』

 

ハビビ先生の研究結果

音楽トレーニングを受けたグループは・・・

認知機能はとても大切です。なぜなら、将来のより大きな成果のために、自己の衝動や感情をコントロールし、目先の欲求を辛抱する能力で、社会における成功に重要な能力だからです。

 

音楽トレーニングで、勉強ができて、思いやりも、自制心も育つなんて、本当にすごい研究結果です。