学力が高い子どもの傾向とピアノ

2018年6月27日の夕刊に、学力テスト分析の記事がありました。

それによると、学力の高い子どもは親が高収入だったり、高学歴だったりする傾向がありました。

 

これだけ見ると、高収入なら、塾にもたくさん通わせてあげられるし、学力が高くなるのも当たりまえ。

親が高学歴なら、勉強を教えて上げられるし、もしかしたら頭が良いのは遺伝かもしれないし、

学力が高くなるのも当たり前。と、思われるかもしれませんね。

 

けれども、それらのグループに入っていなくても、一定数の割合で好成績の子どもが確認されています。

 

その子ども達の傾向は、

  • 毎朝朝食を食べている
  • 子どもが決まった時刻に起きるようにしている
  • 本や新聞を読むように勧めている

という3点を促しているいる家庭は好成績だそうです。

 

規則正しい生活をすることは、学習意欲にも繋がりますし、

文字に親しむことは学力を向上させる上で大切なので、納得の結果だと言えます。

 

けれども、さらに学力テストのアンケートから興味深い結果が発表されています。

 

それは、自制心や意欲、忍耐力などを指す「非認知スキル」が高い子どもは、

学力が高い傾向にあるというのです。

 

この「非認知スキル」は次のようなことを働きかけることで伸ばすことができるそうです。

  • 良いところを褒めるなど、自信を持たせる
  • 努力することの大切さを伝える

たった、これだけのことを意識するだけで、学力を一定程度押し上げる可能性が指摘されています。

 

けれども、ご家庭では、良いところを褒める前に、

つい、出来ていないところが目について、叱ってばかりになってしまうこともあるかもしれませんね。

また、努力することの大切さをいくら話したところで、

体験したことが無ければ、子どもには伝わりにくい場合があります。

 

そこで、オススメなのがピアノです。

 

この、非認知スキルはピアノのレッスンを通して伸ばすことも可能だからです。

 

ピアノレッスンでは、出来ないところをどのようにすれば出来るようになるのかを指導するのはもちろんですが、

良いところや、出来るようになったことをたくさん褒めるようにしています。

(まれに、叱ってばかりの先生もいるようですが、木村ピアノ教室ではそのようなことはありません)

褒められたら嬉しいですし、もっと、頑張ろうと思えることは多いと考えているからです。

 

また、努力して、繰り返し練習することで、上達していることを実感できます。

始めは難しいと感じていた曲も、練習すれば難しいと感じなくなっていきますし、

教本が進んでいけば、それだけ上達したことを自分で確認することができます。

そのような経験を通して、努力することの大切さ、を伝えていくことができます。

 

努力することの大切さは、言葉で伝えてもなかなか子どもには難しいかもしれません。

けれども、ピアノを通して、頑張ればその分成果がでることを体感できます。

ピアノが弾けて人生が豊かなものになるだけでなく、

非認知スキルがアップして、学力も高くなる可能性があるとすれば、

ピアノってすごい力を秘めている!と感じてしまいました。

 

 

 

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