練習曲が面白くないと感じる時は…

ピアノを習い始めて、最初の頃は弾けるようになっていくことが楽しくて、

練習に励んでいた子どもも、少し弾けるようになってくると、

好きな曲とそうでは無い曲がハッキリと分かるようになってきます。

 

指の体操のような曲は大人から見ても、

それほど楽しめる内容ではないと思います。

また、聞いたことも無いような作曲家の、

聞いたことも無いような曲を練習するモチベーションは何でしょうか?

 

もっと有名で、誰もが聞いたことはあるような曲を弾いてみたいと思うのは

大人も子どもも同じだと思います。

憧れの曲、好きな曲を練習するのは、弾けるようになりたい!

と強く思いますので、少しずつ弾けるようになってくると楽しいからです。

 

けれども、レッスンで使われる曲は、知らない曲ばかりだし、

有名な曲は難しくて、なかなか弾かせてもらえない。

 

そういう時には子どもの好きな曲を取り入れるのがオススメです。

「弾きたい曲はある?」と聞けば、何か答えてくれるはずです。

とても難しくて、今は弾けそうに無い曲なら、

楽譜を買って、弾ける個所だけ、憧れの個所だけを練習してみても良いかもしれませんね。

中には、原曲はとても難易度が高いけれど、初心者でも弾くことができるように

編曲された楽譜も販売されていますので、弾くことができるかもしれません。

そんな曲で練習すれば、ぐっとモチベーションは上がるはずです。

「いつか、この曲を最後まで弾けるようになるぞ!」とコツコツ弾けば、

いつの日か必ず弾けるようになります。

先生に相談して「今月は、この1曲だけ弾かせて欲しいです。

難しくて今はレベルにあっていないのは分かっているけれども練習したいから見て欲しいです。」

と言えば、先生に伝えてみては如何でしょうか。

自分の好きな曲なら時間も忘れて練習できるはずです。

仮にポップスや映画音楽だったとしても、

弾いてみたい曲があれば積極的に弾ける環境を作ってあげましょう。

 

そもそも、何の為にピアノを練習しているのか

意味を見失って練習が嫌いになっている可能性があります。

好きな曲が弾ける喜びを感じることができさえすれば

難しい練習曲でも、頑張れるようになると思います。