ピアノのレッスンで
「ここのフレーズ、音がつっかえるからスラスラ弾けるようにしてきてね」
と言われたとします。
さて、お子さんはどのような練習をすればスラスラ弾けるようになるか知っているでしょうか?
どのような練習を家でしていけば先生に認めてもらえると考えているでしょうか?
練習が嫌いな子どもは、
もしかしたら練習の方法を知らないだけかもしれません。
同じ所を何回も何回も練習したけれども、弾けるようにならなかった。
結果、先生にまたレッスンで同じことを言われた。
「ここのフレーズ、音がつっかえるからスラスラ弾けるようにしてきてね」。
子どもは、どうすれば弾けるのか分からないままレッスンを受けている可能性があります。
スラスラ弾けない理由は音が読めていないから、
あるいは、音が間違っていることに気付いていないから。
いやいや、指使いが間違えているから、つっかえてしまうのか。
指が思い通りに動かせないだけなのか。
何度やってもうまく練習ができない時は、
先生に家で、どのように練習すれば良いか聞いてみてはいかがでしょうか。
「どうしても、ここが弾けないのですが、どのような練習をすれば良いですか?」と。
例えばアルペジオ(和音を構成する音を低い音から順番に一音ずつ弾いていく演奏方法)
がうまく弾けないなら、一度和音で弾いて、指のポジションの確認をする練習方法が有効ですし、
速いフレーズが滑らかに弾けないのであれば、
スタッカート(短く音を切って弾く)や付点のリズム(スキップのリズム)等で練習してから、
楽譜のリズム通りに弾いてみると、指が動きやすくなることがあります。
このように、練習の手段を知らなければ、練習が嫌いになってしまいます。
練習することが辛そうだったら、先生にご相談されるのが良いでしょう。