子どもの練習に親も関心を!

ピアノが上手に弾けるようになったら

誰かに聞いてもらいたい。

褒めてもらいたい。

そう思うのは子どもだけでは無く、大人も同じだと思います。

 

ピアノのレッスンに通っている子ども達は、

一番身近な存在の親に、自分の上達を認めてもらいたいと思っています。

「こんな曲が弾けるようになったのね。」

「最近、頑張って練習しているわね。」

「この間の曲、素敵だったわね。もう一度弾いて聞かせて。」

このような言葉を、最近お子さんに掛けたことはありますか?

練習している時、そばで見ていますか?

音楽のことは詳しくなくても良いんです。

ピアノを子どもより上手に弾けなくても構わないのです。

子どもの弾いている曲に興味を示してあげてください。

いつも気に掛けている姿勢を示してあげてください。

親が近くでニコニコしながら練習を聞いていてくれるだけで

子どもは楽しい気持ちになれることもあるのです。

しかし、過干渉になってはいけません。

「もう、今日のピアノの練習は終わったの?」

「また同じ所でつっかえて弾いているわよ」

「そこのリズム、何か違うんじゃない?」

このような言葉をお子さんに言っているな、というご家庭は多いのではないでしょうか。

 

ご自身が子どもだった時のことを思い出して下さい。

おやつを食べたら宿題をしよう。

このテレビを見終わったら宿題をしよう。

そう考えていた矢先に親から「もう宿題は終わらせたの?」

なんて言われたら「今からしようと思ってたのに!!」と腹が立ちませんでしたか?

同じことなんです。周りから「練習しなさい」ばかり言われていると、やる気は出ません。

「練習しなさい」の変わりに「ピアノを弾いて聞かせてね」に言葉を変えてみてください。

そして、ミスタッチが続いても教えなくて構いません。

親が少しピアノが弾けたり、音楽が得意だったりすると、

間違いを指摘したくなるのは分かります。

しかし、間違って弾いていることに、大抵のお子さんは自分で気付いています。

そして、親が先生の代わりだとは思っていないはずです。

間違いを指摘するのは先生だけで十分です。

頑張って練習していることだけを認めてあげてください。